今回はその2ということで書かせていただきます。最近、銀座の比較的有名な貸し画廊で、
ある地方在住の油絵の作家さんの企画展を手伝いました。
私のお世話になっている画家さんのお弟子さんですが、頼まれたこともあり、また以前より存じ上げていたので、お手伝いすることにしました。
お弟子さんといっても、私などより大先輩の年齢の方であり、地元の画家さんの協会の重鎮です。
この方は、地方の方に珍しく、銀座で定期的に個展を開いておられる恵まれた方というか、お金を掛けることができる方です。それでも、今回は今までよりは可也お金の掛かったものになりました。
皆さんは個展を開く費用がいくらくらい掛かるご興味あるかもしれません。中には、デパートや画廊の丸抱えというものもありますが、稀な恵まれたものですし、その場合は主催者のシェアーも当然大きくなります。費用はもちろんピンからキリまでですが、画廊代、展示絵画の配送に掛かる宅配代、パンフレットなどの印刷代、オープニングのデリバリー代そして、美術評論家の先生の原稿代、プレスリリースなどの経費等‥。
この時の総予算は新車一台分ぐらいとお伝えしておきます。
作家にとっては大変な負担でありますし、こんなにお金を懸けれる人はホンの一部の人だと思います。私の知っている狭い範囲ではありますが。
この時の私の役目は、画廊との連絡役、プレスリリースの手配、オープニングのパーティの企画そして司会などです。しかし、殆んどは力仕事要員です。初日前日の取り付けを作家と二人ですることや、当日のパーティ準備などの土方仕事など、周りの方のお年を考えると私はこれでも若手ですので何でもやるわけです。
当日のパーティは平日の夕方でしたので、招待のお客さんの入りが心配でした。画家さんが地方の方ですので田舎から来る人は限られます。そこで、大御所の方々にお願いして関係者の方に声をかけて頂いたお蔭で4,50人の方に来ていただいたのです。
ただ、経験上、年齢層が可也高くなることはわかっていましたので、すこし仕掛けをしました。私の友人達は兎に角忙しい年代ですが、無理を言ってきてもらったのが会計事務所の若い人達、銀行員の友人の部下など。
ただ、これは素晴らしい効果があります。先生達は若い人たちと話が弾み、場は明るくなります。そして、何より無理に来てくれた本人達が、普段なかなか経験できないことに接して大変満足して帰ってくれることです。
この日は、パフォーマンスに予定していたバイオリンが急遽だめになることはありましたが、名の知れた評論家をゲストに呼べたり、作家の友人のスポーツ界の偉い人がきて盛り上げてくれたり、いろんな人の協力で主催者の作家はご満悦ではありました。
パーティでどんなことがあるかというと、招待しない人が飲み食いしているときがあります。いろんな人がいるものです。バブルの頃の比べると、そのような人も減ったと思いますが、このような人は大した問題ではありません。
置き引きやご祝儀泥棒には気をつけなければなりませんが、そんな人すら少なくなったかもしれません、。
むしろ、画廊が嫌がるのは、前回も言ったことですが、他の貸し画廊のオーナーなどが入って作家達に暗に営業を懸ける事です。また、美術雑誌関係の名簿のセールスの人が何気なくお客さんに混じって来たりします。
私などは今の状況を考えると、一概に非難はできないと思っています。
何れにせよ、このような場面が銀座あたりのオープニングの一例です。ただ、これは恵まれている個展のオープニングでして、私の若い友人達は、やりたくても出来ないのが現状です。
この日は、私は平均年齢六十数歳の作家さんたちに二次会、三次会と連れ回され、”君の慰安だ。”といわれながら、すべて幹事をやらされ、送り届ける役目を頂いたことを最後に付け加えておきます。
次回は、美術以外の話題、例えば芝居の事でも書かせていただこうと思いますが・・・・。
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